発売当時、タグ・ホイヤーのフォーミュラ1にはある種のプレステージがあった。単純に、つけていてかっこいい時計だった。私の時計は、鮮やかな赤と緑で、ティーンエイジャーにぴったりだった。誰でも簡単に楽しめるというのが、最初からフォーミュラ1が優れていた理由だ。数十年後の2000年代初頭になっても、私は90年代のこのモデルを身につけることに喜びを感じていた。
そして、その後数十年にわたり、タグ・ホイヤーはオリジナルに忠実な処方を維持した。手頃な価格で派手なカラーリングの印象的なデザインを持ち、若い消費者に語りかけるようなモデルだった。
タグホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ メンズ CAZ1010.FT8024
商品問い合わせID:91855
型番:CAZ1010.FT8024
ムーブメント:クオーツ
ケースサイズ:約43mm(リューズ除く)
機能: ねじ込み式リューズ、タキメーター、クロノグラフ、カレンダー機能(日付)
保証:当店2年保証
60回払いまで無金利ショッピングローン対象
2022年になっても、タグ・ホイヤーが出す時計のなかで最も手頃な価格帯の時計であることに変わりはない。時刻表示のみのモデルで15万4000円(税込)という価格は、ある人にとっては憧れの的であり、ある人にとっては楽しみやすいものでもある。しかし、オメガのスピードマスターやシーマスターのようなほかのアイコンのコストを考えてみて欲しい。あるいは、ロレックスのサブマリーナーでもいい。これらはすべてタグ・ホイヤーのフォーミュラ1と同じくらい知名度があり、もちろんすべて機械式だが(タグ・ホイヤーはそうではない)、既知の時計を手に入れるという点では、フォーミュラ1は法外な金額を出さずに最も簡単に手に入る。多くの人がいい時計が欲しいと思っているが、必ずしも機械式である必要はないのだ。タグのフォーミュラ1は、そのような人にぴったりなのだ。そして、それはほとんどの時計購入者に当てはまる。