こちらの患者様は、被せ物の下で虫歯が進行し、歯の内部で折れてしまっていました。折れた部分が歯茎よりも下にあったため、このままでは被せ直しができず、抜歯が必要な状態でした。
しかし、患者様は歯を残すことを強く希望されたため、部分矯正を行い、歯を歯茎の上まで引き上げることで保存を試みました。その後、歯茎の形を整え、最終的に被せ物を装着できるようにしました。
今回は、この治療の経過について詳しくご紹介します。
症例写真
初診時

被せ物の下で虫歯が進行し、歯の内部で折れてしまっていました。
折れた部分が歯茎よりも下にあるため、このままでは被せ直しができず、抜歯が必要な状態でした。
部分矯正

患者様は歯を残すことを希望されたため、部分矯正によって歯を歯茎の上まで引き上げ、その上で被せ直しを行う方針としました。
部分矯正治療終了後

歯茎の形を整えた上で、型取りを行いました。
治療後

歯茎の形も調整し、機能的にも見た目も自然な仕上がりとなっています。
患者様にもご満足いただける結果となり、安心してお使いいただける状態です。
詳細情報
年齢・性別 | 60代・女性 |
治療内容 | 部分矯正、セラミッククラウン |
治療費用 | ・部分矯正:33,000円(税込) ・ファイバーポスト:16,500円(税込) ・セラミッククラウン(アドバンス):78,000円(税込) |
リスク・副作用 | 矯正治療には期間がかかり、最終的な被せ物が入るまで平均で3ヶ月程かかります。 残っている根の長さが短い場合は適応外となります。 矯正治療を伴うため、費用は被せ物も含め自費診療となります。 |
監修者情報

副院長 佐久間 俊光
経歴
- 2015年 北海道医療大学歯学部卒業
- 2015-2016年 恵佑会札幌病院歯科口腔外科研修医
- 2016-2020年 北海道大学歯学部大学院冠橋義歯補綴学教室(歯学博士)
- 2020-2022年 三好プリベント歯科勤務
- 2022-2023年 テキサス大学ヒューストン校(アメリカ)歯周病インプラント科留学